こんな時だからこそ思うこと-介護士という素晴らしいお仕事-

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こんな時だからこそ思うこと-介護士という素晴らしいお仕事-

私が普段仕事をしているのは、住宅型有料老人ホームと一日型デイサービスが併設する複合型の施設です。

弊社の住宅型有料老人ホームでは、平日ならば仕事終わりに入居している両親に会いに来られるご家族様がみえます。また、週末であれば、平日ではなかなか来られないお孫さんやご親戚、昔からのご友人等、多くの方が来所される施設です。

そんな私が普段働く施設ですが、この新型コロナウイルスの影響で、現在全面的に面会や外出・外泊を禁止しています。

面会禁止を断行してからはや一か月半ほど…

この間で、改めて今までの日常の有難さや介護士さんの素晴らしさを実感しています。

今回はその辺りをブログで発信していきたいと思います。

 

こんな時だからこそ思うこと

施設の面会禁止、不要不急の利用者さんの外出や外泊を禁止してから約一か月半…

その間、最も悪影響を受けているのは入居者さん自身であると思う。

 

このご時世を理解し、施設としての対策に対しても理解をして頂ける入居者さんはまだ良いのかもそれないが、全ての方が今の現状を理解できる訳ではない。

 

今の状況を理解できない人からすると、今まで毎日の様に会いに来てくれた人に会えないことや、定期的に外出をしていたのに急に外出も出来なくなったこの現状…

精神的ストレスでしかない…

 

あなたもこんな状況を想像してしてみて下さい‼どんな気持ちになるでしょうか?

 

これだけで精神面は崩壊しそうですよね…

 

実際に今の状況になってから、不穏になる入居者さんは増えた様に思います。

 

「こんな状況だから面会できなくて当たり前…」

 

確かにそうなのかもしれない…

でも、それを入居者さんの不穏の理由にしてしまってはダメだと…絶対に…

こんな状況下になって、改めて大切な人の存在の大切さや、介護士という仕事の素晴らしさを実感することが出来ました。

家族という存在の大きさ

家族の存在って、「空気」みたいな存在だと思います。

存在することが当たり前過ぎて、普段から感謝をすることは無い。

でも存在しないと人間は生きることが出来ない…。

 

‘‘生きることが出来ない‘‘というのは少し言い過ぎかもしれないけど、少なくとも精神面の不安定さを引き起こす可能性はおおいにあるでしょう。

 

それが、今のこのご時世の状況を理解出来ない人であれば尚更でしょう…。

 

「なぜ家族に会えないのか?」

「なぜ家族は会いに来ないのか?」

「なぜ家族と外へ行けないのか?」

 

こんな入居者さんの言動を目の当たりにすると、本当に当たり前の存在、大切な人の存在って大切なのだと実感するのです。

 

そして、この様な方に対して、どんな関り方ができるのか?どんな寄り添い方ができるのか?

本当に関わり方ひとつで、その後の不穏だった入居者さんの精神状態も大きく変わってくる。

 

「家族」などの大切な存在と全く同じ存在にはなれないかもしれないけど、「安心」を与える存在にはなれると思う。

 

そして、その安心を与える一番の存在が介護士という仕事だと感じています。

 

 

介護士という仕事の素晴らしさ

介護士という仕事の素晴らしさを、改めて実感することが出来ています。

介護士という仕事は、

‘‘人に寄り添うスペシャリスト‘‘

だと。

 

会いたい家族にも会えない、外出も出来ない…

こんな状況で不穏になってしまう入居者さん…

 

そんな入居者さんを目の前にしてしても、介護士さん達は優しく寄り添い、「うんうん、そうだよね」と言いながら話を聞いてくれている。

何か仕事に取り込んでいる最中でも手を止め、入居者さんの訴えに真摯に向き合っている。

真摯に向き合い、利用者さんに寄り添っていると、不穏であった入居者さんも不思議と穏やかになっていくのです。

 

この状況を目の当たりにすると、

マジ、寄り添いのスペシャリストでもあり、傾聴のスペシャリストだなぁーと実感します。

 

どんなに自分が忙しくても、入居者さんのことを一番に考えて行動すること。

 

うちの会社が求めている介護サービスですし、本当にプロフェッショナル。

なかなか頭でわかっていても行動レベルに落とし込むのは至難の業…。

きっとこの行動をとってくれた介護士さんは、無意識レベルでこの様な関りをしてるんだろうなーと勝手に考えてしまいました。

 

改めて、介護士という仕事は本当に素晴らしい‼と本当に思う。

そんな素敵な介護士さんと日々仕事をさせて頂けていることに感謝、そして幸せを感じます‼

 

最後に…

とは言っても、全てのスタッフがこの様な神対応を出来る訳では無いのが現実。

日々、コミュニケーションについて情報発信をしている私もその一人です…笑

 

ホント、恥ずかしい…でもこれが現実です…。

まだまだですね…でも、今回この様に気付かしてくれた利用者さんに感謝です‼

引き続き精進していきます‼

 

【寄り添えなかった私の一幕…】

もーコロナやら書類業務やら4月の人事やらで頭がパンクしそうであった私…

そんな時に、ある入居者さんが私に話かけてきました。

 

入居者さん:「ちょっと家まで帰るから外に出してくれ‼」

私:「イヤイヤ…何回言えばわかるの…?」

  「今は世間はコロナだから外は出れないよ‼」※あきれた風に…

入居者さん:「帰るって言っとるだろー‼バカヤロー‼」 ※声荒げて 不穏強まる…

こんな感じで、対応を一つ間違えると相手に安心を与えることは出来ません。

安心どころか、不穏を強めてしまう可能性が大いにあるのです…。

 

 

前回のブログでお伝えした内容、

 

「相手の関心に関心を持つ」

 

改めて、この考え方の大切さにも気づかされました。

さらに、

 

「常に、平常心であること」

 

の重要性も、あわせて気付くことが出来ました。

気付かせて頂いたことに、心から感謝ですね‼

 

 

そして、いつまで続くか分からないこのコロナ…

なにもせず、このままコロナの収束を待っていたら、いつまでたっても面会禁止や外出禁止を継続しなければいけない…

 

このままでは、入居者さんも、入居者のご家族さんも、そしてスタッフも疲弊してしまうかもしれない…。

 

そんな状況になるまで、指をくわえて待っている訳にいきません‼

 

今、この状況に置かれている自分達に出来ることは何なのか?

 

まずは、どんな状況下においても笑顔を忘れずに、明るく元気に仕事をする事でしょうかね笑

そして、入居者さんの安心を高められるような取り組みを考えていきたいと思います。

オンライン面談なんかはすぐにでも実施出来る取り組むなので、早急に実施していきたいと思います。

 

また何か良い案がある方、すでに何か取り組みを実施していて、「これいいよー」ってものがある方は是非教えてください‼

下記にフォーム作成してますので宜しくお願い致します。

 

 

 

本日のブログは以上になります。今日も最後までお読み頂き、本当にありがとうございました。

次回の更新をお楽しみに‼

 

 

  

 

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